無垢フローリングにつきまして

無垢フローリングに
フロアコーティングは必要か否か?

今回は、
無垢材フローリングについて
掘り下げてご案内します。






そもそも、無垢材とは何か。

良く、挽板は無垢材ですとか、
突板は無垢材ですとハウスメーカーさんから
言われることも多くありますが、
挽板や突板は無垢材ではありません。







●無垢フローリングとは。

無垢フローリングは、
天然木100%の板でできています。
他の木材が混入していない床材で、
貼り合わせる形の合板ではありません。

無垢フローリングとして使われる主な素材は、
パイン材・ヒノキ・スギ・オーク・ウォルナット
などがあります。

無垢フローリングは、自然で天然木独特の芳香もあり、
オーガニック素材の質感を愉しむことができ、
自然劣化や床材へついてしまう傷も
無垢フローリングの味のひとつとして、
愉しむ。
視点を変えているわけではなく、
無垢フローリングの場合は、
とにかく自然に、あるがままにが一番床材に
とっても良い状態となります。

そのため、森のしずくでは、
フロアコーティングはおすすめしておりません。






無垢フローリングにフロアコーティングを
おすすめしない理由。


●無垢フローリングの風合いを損なうため
●無垢フローリングの質感を損なうため
●無垢フローリングの通気性を阻害する
能性が高いため

 通気性を阻害するとは。
 通常のフローリングに比べ、
 無垢材の場合、通気性が非常に高いため、
 本来素材(無垢フローリング)が求める通気を
 少なからず阻害してしまう可能性があります。
 無垢材の自然な通気を阻害してしまうと、
 床材の劣化を速めてしまったり、
 不陸を生じさせる原因のひとつとなる懸念があります。



では、無垢フローリングの場合、
どのようなメンテナンスが最良なのか。

答えはひとつ。通気を阻害しない自然オイルです。

無垢フローリングメーカーが推奨している
メンテナンスオイルが一番よいメンテナンス剤となります。



複合板である、挽板や突板、またはシートフローリングの場合、
通気も一定量であるため、
フロアコーティングによる通気阻害の心配はありません。










しかし、無垢フローリングの場合、
通常のフローリングに比べ、
通気が非常に高いため、
フロアコーティングの施工に注意が必要となります。

無垢フローリングは、
通気性も高くありますが、
天然素材のため、
経年により退色や、色味が変わることが多くあります。
そうした変化も愉しめることが大切です。

無垢材は、天然木のため、多くの場合で柔らかく、
傷つきやすい傾向もあります。
また、通気も高いため、
割れや反りが起こりやすい特徴があります。

このように、自然な商品であるため、
様々にもともと動きがある床材となり、
その意味でもフロアコーティングではなく、
オイルによる管理をおすすめしております。